犬の訓練としつけ体験談

犬の訓練士ドッグチューターまつやま
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オーナー体験談 - 生徒さんの声 -

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渡辺真子さん&ケイト木村由理さん&ビビオ・ライラ山本さん& 太朗

オーナー 鈴木 典子さん & ゴールデンレトリバー/アンディー 2歳8ヶ月

アンディーとの出会い

我が家で犬を飼い始めたのは私がまだ小学生2年生の頃で、一代目は柴犬(大五郎♂ 享年7歳)二代目も柴犬(弦太♂ 享年18歳)と、柴犬専門(!?)でした。
18年もの長い間、共に生活していた弦太が2001年2月に亡くなった時は、あまりの悲しみに私も両親も新しい犬のことなど考えもしませんでした。ですが、月日がたつにつれて犬が一頭かけただけで、家の中がとても寂しく空虚に感じられたのは私一人ではなかったようです。寂しさからか、毎週末には母と二人連れ立って「買わない、飼わない。見に行くだけ!」と、あらゆるペットショップに足を運び、ガラス越しに見る子犬の仕草に時間を忘れて見とれていました。
そんな生活が続いていたある晴れた日に、ふっときっかけで我が家にゴールデンレトリバーの子犬アンディー(♂当時 生後1ヶ月半・現在2歳8ヶ月)がやってきました。

最初の挫折

大型犬を飼うのは私の長年の夢であり。また自費で買ったはじめての犬でもあるため、最初からしつけをバッチリ行い、一緒にドッグカフェや旅行につれていっても恥ずかしくない賢い犬に育てようと考えていました。
もちろん、あらゆるしつけや育て方の本を読み、書いてあることで「これだ!」と思うことは一通り試してみたりもしました。

そして生後6ヶ月頃よりアンディーと柴犬とは異なった体格・力強さ・やんちゃぶりが嬉しい反面楽しいはずの朝夕の散歩が、引っ張られ、飛びつかれ、服の袖はぼろぼろにされいつの間にか私にとっての苦行に変わりつつあったのです。
生後3ヶ月過ぎから近所の動物病院のパピーしつけ教室に半年ほど通ってはいたのですが「座れ」「伏せ」「待て」が一芸並みに出来るようになったことと、他人や他犬に馴れることがせいぜい出来たくらいで大した成果はありませんでした。
それでも、近所の方からは「アンディーは良いコねぇ〜。」「賢いわねぇ〜。」と褒められるくらいなぜか他人に対しては本当に「良い犬」なのですが、私や家族に対しての問題行動を改善させることは全く出来ず、散歩中のアンディーと私の乱闘シーンはその後も続きました。

訓練士松山氏との出会い

だからといって、長年の夢であった大型犬と一緒に暮らす魅力はあきらめきれず、ある日行きつけのペットショップの方に相談したところ「バイクに乗ってどこにでも現れる関西弁丸出しの良い訓練士を紹介してあげますよ!ただし彼は非常に忙しい人なので時間がとれるかどうか・・・。」
(褒めているんだか貶しているんだか分からない紹介の仕方でしたが・・・。)
と早速、連絡をとっていただいたところ「OK!」との返事に、私に一筋の希望の光が見えてきました。
そして、私が勤めていることもあり、松山氏と私の都合に合わせて土曜日の午前中に来ていただくことになりました。

こうして私の理想に近づく第一歩が始まりました。

再スタート

松山氏の力を借り、楽しみながらのアンディーとの生活に向けて再スタートしたそのときには、アンディーはすでに1歳になっていました。
訓練初日に松山氏より「訓練を開始するには時期が遅い」こと「アンディーの性格が少々頑固」であることから、訓練の効果が現れるにも時間が掛かるであろうと告げられました。
正直ちょっとショックでした。もっと早い時期から訓練士を付けていれば良かったという後悔と訓練士さえ付ければすぐに効果が現れ、完璧なしつけが出来るという甘い考えがうち砕かれたからです。
しかし今までの苦労を考えるとそれくらいのことでひるんではおれず、散歩の時だけでも私の横についてゆったりと歩けるようになってくれれば、これが最後のチャンスと思いアンディーとともに頑張ることを決意しました。

誰の訓練?

「犬の訓練士」なのだから当然「犬を訓練する人」と思われる方がほとんどでしょう。
ところが松山氏の訓練方法はちょっと違っていました。「アンディーの訓練」というより「私(ハンドラー)の訓練」と言った方がいいくらいで、私のアンディーに対する言動(接し方・声のかけ方・ほめ方・ご褒美の与え方・リードの使い方・遊び方・歩き方等々)の全てについて、ほとんど御自分は手を出さず、言葉(関西弁)だけで分かりやすく指導されるのです。もちろん、微妙なリードの使い方や、お手本はしっかり示して下さいますが・・・。
はっきり言ってこれには最初戸惑いました、私は当然「犬の訓練士」とは「犬を訓練する人」と思っている一人だったからです。ですから、私は公園のベンチにでも座って、松山氏がアンディーを訓練してくれるのを見学していればよいものと思っていたのです。

挫折感との戦い

小さい頃から犬が大好きで、ずーっと犬を飼っていた私は、結構犬に対しての知識はある方だと自負していたのですが、いざアンディーをつれて訓練開始してみると、毎回ことごとく松山氏に「それがアカンのですわぁ!」と「やんわりダメ出し」されてしまいました。頭の中で分かっていても、実際、犬を動かすとなると全く役に立たないのです。
そして、私が指図通りにうまくできないでいると、当然アンディーは号令に従わず「しめたッ!」とばかりにお得意の乱闘シーンをはじめてしまい、そのたびに私は挫折感を味わうこととなってしまうのでした。(泣)
そんな時「こりゃ〜ッ!」のご発声とともにアンディーに近づきリードをつかむと、今、私に教えてくれていたことを片っ端から、しかも見事なリード捌きでアンディーに号令をかけるのです。
するとどうでしょう、今まで暴れて私に飛びついていたアンディーが、人が・・・いや犬がかわったかのように驚くほど見事に「ぴたっ」と号令に従うではありませんか!
一緒に見学していた母も「どこの賢い犬??」と思うほどの変わり様なのです。
これを目の当たりにして、またまた挫折感にどっぷり浸かってしまう私でした・・・(泣×泣)。

早朝自主トレ開始!

訓練を開始して半年ほど経った頃より、朝の散歩も私が行くようにし、松山氏から出された宿題「いったん落ち着かせてからの短時間訓練を毎日繰り返して行うこと」を遂行すべく、朝、公園で遊ぶ前に「宿題」を行った後、しっかり遊んであげることを実行しました。家と公園の往復含みでたったの30分間でしたが・・・。
それまでは、会社勤めのため週末にしか散歩に行けず、遊ぶのも夜遅くなってがほとんどだった私でしたが、このままでは「宿題」がいっこうに遂行できず、翌週の訓練時にまたゼロからのスタートでは、折角の訓練が台無しになると思い、眠い目を擦りながらも毎日五時半に家を出てアンディーとともに公園に自主トレに行くことに決めたのです。

アンディーの変身

開始当初は、毎朝私と遊べる(遊んでやる?)のが嬉しいのか、例のごとく飛びついて暴れていたアンディーでしたが早朝自主トレを何回か重ねるたびに、松山氏がいる訓練時と同じようにちゃんと私の号令に従うようになってきました。ほんの少しですが、アンディーに変化が見られるようになったのです
ちょうどそのころ、松山氏も訓練の様子をチェックしながら「最近、アンディーの頑固さが和らいできたんと違いますぅ?今日のアンディーは今までとちょっとちゃうなぁ!」と毎朝の自主トレの成果が出ていることも認めて下さいました。その時はあまりにうれしさに踊り出しそうな気分でした(喜)。

訓練って楽しい!

それ以来、「宿題」遂行のための早朝自主トレは毎日続き(但し雨天中止)、松山氏の訓練日が来るたびにアンディーはめきめきと成果を発揮してくれるようになりました。松山氏からも「よ〜し、今日は85点◎」と高得点をいただけるようにもなりました(それまではせいぜい30点)。
その後の訓練中も多少の「やんわりダメだし」はありますが、以前のような挫折感を覚ええることは無く、反対に「アンディー頑張ろうね!」とファイトを燃やし、楽しみながらアンディーと歩けるようになりました。
最近では私の号令にも従うようになり、聞き分けも良くなったように思えます。
おかげで挫折感満開だった散歩&訓練日がとても楽しくなり、待ち遠しく思えるようになったのです。

夢の実現に向けて

現在では、私の長年の夢だった「大型犬と暮らす」に「楽しく」がプラスされた生活が出来るまでになりました。アンディーは人が大好きで特に子供に優しく、家の前を通る方々からも「アンディーおいで〜!」とかわいがっていただいています。
散歩の際もリードをぐいぐい引っ張ることもなくなったので、両親も楽しんで散歩に連れていってくれるようになりました。
これも全て松山氏の訓練士という自信と犬を愛する心、犬を叱るときのキッパリとした態度と関西弁から多くのものを学ばせて頂いているお陰です。
訓練以外にも、訓練後のお茶を飲みながらの犬に関する楽しいお話や健康管理の相談、ドッグショー見学にも呼んで頂いたりといろいろな面でお世話になり、我が家にとっては頼もしい(楽しい!?)存在です。
犬の訓練にお休みや終わりはないと聞いています。今後も松山氏指導のもと関西弁訓練犬&ハンドラーとして、英語・仏語・独語訓練犬に負けないよう、アンディーとともに頑張っていこうと思っています。


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